205系メルヘン顔の謎を追う!誕生秘話と引退後の現在地
205系メルヘン顔の謎を追う!誕生秘話と引退後の現在地に関する深掘り記事を速報でお届けします。関心のある方は必見です。
205系の標準的な「通常顔」と「メルヘン顔」には、外観・構造面で明確な違いが複数存在します。現場の設計思想が色濃く反映されたポイントを分解して検証します。
第一の違いは前面フロントマスクの傾斜と曲面構造です。通常顔は垂直に近いステンレス構体ですが、メルヘン顔は上部がやや後方へ傾斜したFRP成型品で覆われており、前面窓も緩やかな曲面ガラスで構成されています。
第二の違いは前照灯(ヘッドライト)と尾灯(テールライト)の配置と形状です。通常顔が角型ライトを窓下に横並びで配置しているのに対し、メルヘン車は角型ライトを縦に並べ、ライトケース周囲に丸みを持たせた専用ハウジングを採用しています。
第三に、運行線区の特性に応じた新製投入です。新製時からメルヘン顔として製造されたのは、京葉電車区(現・京葉車両センター)に投入された10両編成12本(ケヨ1〜11・12編成)と、豊田電車区(後に京葉配属)に投入された武蔵野線用の8両編成5本(M61〜M65編成)のみでした。武蔵野線用は、地下区間である東京駅地下ホーム乗り入れ基準や踏切事故対策に準拠しつつ、京葉線との共通性を考慮して同一マスクが与えられました。