初代ルパン山田康雄の軌跡|イーストウッド吹替から栗田貫一交代の真相

初代ルパン山田康雄の軌跡|イーストウッド吹替から栗田貫一交代の真相の全貌を丁寧に掘り下げてご紹介します。

洋画劇場の黄金期、山田康雄はハリウッドの巨頭クリント・イーストウッドの専属(フィックス)吹き替えとして不動の地位を築きました。『ダーティハリー』シリーズをはじめ、『荒野の用心棒』『夕陽のガンマン』などのマカロニ・ウェスタンから晩年の監督作に至るまで、そのほとんどの日本語版を山田が担当しています。

イーストウッド特有の低く乾いた呟き、静かな怒りを孕んだウィスパーボイスを、山田は原音以上に魅力的な日本語の芝居へと昇華させました。その完成度は海を越え、来日したイーストウッド本人が山田と対面した際、「私の声は君の声ほど格好良くない。山田の声のほうが好きだ」と最大の賛辞を贈ったほどです。

さらに山田は、フランスの巨星ジャン=ポール・ベルモンドの吹き替えも数多く担当しており、クールなハードボイルドから軽薄なプレイボーイまで、声のトーンを自在に操る類まれな技術を誇っていました。

田中 結衣

田中 結衣

デジタルマーケティングコンサルタント

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest