「残り物には福がある」は嘘か慰めか?語源と心理学が示す驚きの真実
「残り物には福がある」は嘘か慰めか?語源と心理学が示す驚きの真実の真相や最新動向に迫る! 専門的な視点でご紹介しています。
英語圏にも類似した概念は存在しますが、日本のように「余り物」というニュアンスを直接肯定する言い回しは稀です。西洋の個人主義やプロテスタント的倫理では、自己主張と獲得が基本行動となるため、表現の切り口が異なります。
最も近い英語表現としては、以下の言い回しが挙げられます。
- Good things come to those who wait.
(待つ者にこそ良いものが訪れる)
耐え忍び、焦らないことへの報いを説く最も代表的な格言です。 - The best is saved for last.
(一番良いものは最後まで取っておかれる)
コース料理のデザートや演劇のクライマックスのように、最高潮は終盤にあるという肯定的なフレーズです。 - The last shall be first.
(最後の者が最初になる)
新約聖書(マタイの福音書)に由来する言葉で、現世で謙虚であった者が天国で報われるという宗教的文脈を含んでいます。
直訳して「Leftovers have luck」と言ってもネイティブには伝わりません。「余白を重んじる日本文化」と「主体的な忍耐を讃える欧米文化」の違いが、言いまわしの差に如実に表れています。