長管骨とは?大腿骨など具体例や構造・骨端線の役割を臨床目線で徹底解説
長管骨とは?大腿骨など具体例や構造・骨端線の役割を臨床目線で徹底解説について重要なポイントを解説いたします。最新の情報をご確認ください。
Q1:長管骨、長骨、管状骨にはどのような違いがありますか?読み方も教えてください。
A1:基本的にすべて同じ骨のグループを指す同義語です。現代の標準的な医学・解剖学用語では「長骨(ちょうこつ)」と呼ばれることが多く、内部が空洞の管(くだ)になっている構造的特徴を強調する際に「長管骨(ちょうかんこつ)」や「管状骨(かんじょうこつ)」と表現されます。看護やリハビリ系の教科書・国家試験では「長管骨」という表記が広く定着しています。
Q2:大人の長管骨では血液は全く作られないのですか?
A2:平時においては、長管骨の骨幹部にある黄色骨髄(脂肪骨髄)は造血機能を失っています。ただし、大腿骨や上腕骨の「近位骨端部(関節に近い端の海綿質)」には成人後も赤色骨髄が残り、わずかながら造血を行っています。また、大量出血など極度の貧血状態に陥った場合は、黄色骨髄が休眠から目覚め、赤色骨髄へと戻って緊急造血を行う可逆的なメカニズムが備わっています。
Q3:骨端線が一度閉じてしまった後、再び骨が伸びることはありますか?
A3:自然な生理現象として、一度完全に骨化した骨端線が再び軟骨へと戻って長軸方向に骨が伸びることは医学的にありません。思春期を終えて骨端線が閉鎖すると、自然な身長の伸びは止まります。なお、成人後に成長ホルモンが過剰分泌される「先端巨大症(アクロメガリー)」を発症した場合は、長軸方向には伸びず、長管骨の幅(太さ)や手足の先端、下顎などの軟部組織が肥厚する横方向の変化が起こります。
Q4:長管骨が骨折した場合、ギプス固定と手術(金属固定)はどのように選ばれますか?
A4:骨折部のズレ(転位)の度合い、骨折した部位、患者の年齢や活動度によって総合的に判断されます。転位がなく安定している前腕や下腿の骨折であればギプスなどの保存療法が選択されることもあります。しかし、大腿骨など強大な筋肉の牽引力が働く部位や、早期に離床してリハビリを開始したい高齢者の場合、髄内釘や金属プレート、スクリューを用いて骨折部を強固に固定する手術療法が第一選択となるのが一般的です。 (出典: 長 管 骨 と は(Yahoo!ニュース))