きつねうどんと何が違う?しのだうどんの由来と東西の真相解明

きつねうどんと何が違う?しのだうどんの由来と東西の真相解明の真相や最新動向に迫る! 専門的な視点でご紹介しています。

味噌カツ、ひつまぶし、手羽先といった濃厚な「名古屋めし」が全国的な知名度を誇るなか、地元・愛知県民が日常的に通う街の麺類食堂(うどん店)の暖簾をくぐると、驚くほど高い確率でお品書きの一等地に「志の田うどん」や「志の田きしめん」が掲げられています。

名古屋市内の老舗麺類店で40年以上厨房に立ち続ける店主に話を伺うと、興味深い現場の実情を語ってくれました。

「観光で来られたお客さんは味噌煮込みうどんを頼まれますが、近所の常連さんが週に二度、三度と注文するのは決まって志の田です。ムロアジの力強い出汁に碧南(へきなん)特産の白醤油を合わせ、刻んだ油揚げのコクを吸わせる。胃袋に負担がかからず、毎日でも食べ飽きない。派手さはありませんが、これこそが名古屋の日常の味なんです」

SNSや口コミサイトにおける地元住民のリアルな投稿を検証しても、その支持の厚さがうかがえます。

「体調を崩した時や二日酔いの翌日は、親に志の田うどんを作ってもらった。あの透き通ったつゆを飲むと身体が芯から整う」
「県外に出て初めて、志の田うどんが全国共通のメニューじゃないと知って絶望した。甘い油揚げのきつねうどんとは別の食べ物」
「うどんだけでなく、志の田丼(刻み揚げとねぎを出汁で煮て卵でとじない丼、または白醤油でさっと煮た丼)も中毒性が高い」

派手な観光グルメの陰に隠れがちですが、志の田うどんは地域住民の生活記憶と密接に結びついた、極めて純度の高い郷土料理として機能しています。

渡辺 美咲

渡辺 美咲

ガジェット&アプライアンスライター

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。

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