裁判官の任命プロセスに迫る!権力の思惑と知られざる選考基準
裁判官の任命プロセスに迫る!権力の思惑と知られざる選考基準の全体像を分かりやすくまとめてご紹介します。
最高裁判所と政権中枢との間で行われる静かなパワーゲームは、事前の「打診」と「事前協議」の段階で最高潮に達する。長官格や判事の指名において、事務総局を中心とする最高裁判所側の執行部は、組織の規律と自律性を保つために自派に都合の良い候補者リストを作成する。これに対し、政権側は自らの政策方針や改憲議論に対する司法のスタンスを見極めようとする。
近年、内閣による人事権の行使がより積極性を増しているとの指摘は絶えない。かつてのように最高裁が提示した名簿を内閣が追認するだけの「追認人事」は姿を消しつつある。特定の思想傾向を持つ法学者や、行政訴訟で国側に厳しい判断を下した経験のある候補者が候補から外される事態も、裏では密かに囁かれている。人事権という最強のカードを握る内閣の意図が、司法の判断力に影を落とす危険性が常に底流している。