三好鉄生「涙をふいて」Cmの真相と資生堂秘話|ビール誤認の罠と現在

三好鉄生「涙をふいて」Cmの真相と資生堂秘話|ビール誤認の罠と現在の注目ポイントを詳しく解説してご紹介します。

現代のネットユーザーの間で最も頻発しているのが、「三好鉄生の『涙をふいて』=ビールのCMだったのでは?」という思い違いです。この誤認がなぜこれほど広範に定着しているのか、その背景には三好鉄生が後年放ったもうひとつのモンスターヒットの存在があります。

それが、1987年に放映されたサントリー生ビールのCMソング「すごい男の唄」(作詞:仲畑貴志、作曲:服部克久)です。「ビールをまわせ、底抜け騒ぎだ、男と女のアモーレ」という豪快無比なフレーズでお馴染みの同曲は、バブル景気前夜の日本社会に熱狂的に受け入れられ、CMソングの枠を超えて宴会ソングの定番へと昇華しました。

資生堂CMで見せた「哀愁と男の色気(涙をふいて)」と、サントリーCMで見せた「豪放磊落な男のエネルギー(すごい男の唄)」。どちらも三好鉄生というシンガーの圧倒的な声量とキャラクターが活かされた傑作タイアップであったがゆえに、後追いで知った世代やライト層の記憶の中で「三好鉄生=ビールCMの人=涙をふいて」という連想のすり替えが生じてしまったのが混同の真相です。

前田 葵

前田 葵

サステナビリティ研究家

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。

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