洗濯機が脱水できない?プロ直伝の自力リセット術と故障判断の基準
洗濯機が脱水できない?プロ直伝の自力リセット術と故障判断の基準についての疑問解決ガイドをお届けします。
大手家電メーカーの製品は、トラブルの根本原因を液晶パネルのエラーコードで知らせてくれます。特に国内シェアの高いパナソニックと日立の代表的な脱水停止サインを比較すると、機体の設計思想の違いが浮き彫りになります。
パナソニック製洗濯機において、脱水工程で頻出するのが「パナソニック洗濯機脱水エラー」の代表格である「U11」と「U13」です。「U11」は排水異常を示しており、排水ホースの折れ曲がりや排水フィルターの目詰まりにより、所定時間内に排水が完了しない場合に点灯します。一方の「U13」は脱水アンバランス検知です。槽内の衣類が偏った際、洗濯機は自動で注水して「すすぎ」を行い偏りをほぐそうと試みますが、規定回数(通常3回)繰り返してもバランスが取れない場合に完全停止して警告音を鳴らします。
一方、洗浄力の高さで支持を集める日立の「日立ビートウォッシュ脱水停止」では、「C02」と「C04」が頻発します。「C02」は排水口や糸くずフィルターの詰まりによる排水不良、「C04」は洗濯物の偏りによる回転不能エラーです。ビートウォッシュはパルセーター(底部の回転羽根)の形状が特殊で攪拌力が極めて強いため、衣類同士が強く絡み合って大きな塊になりやすい傾向があります。絡まりを丁寧に解いてから再スタートさせることが復旧の鍵となります。
また、昨今普及が進むドラム式洗濯機脱水できないトラブルでは、水平度の狂いが致命傷になります。ドラム式は横または斜め回転のため、縦型以上に偏心荷重に敏感です。本体上部に設置された水準器の気泡が中央の円から外れている場合、わずかな衣類の偏りでもセンサーが過剰反応して脱水へ移行できません。四隅の調整脚を回して水平を確保する作業が不可欠です。