米倉涼子のダンスが世界を魅了する理由|15年のバレエ歴とシカゴの真価
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米倉涼子のダンスを語る上で欠かせないもう一つの重要なピースが、2018年頃から本格的に始めたアルゼンチンタンゴです。日本テレビ系『ANOTHER SKY(アナザースカイ)』に出演した際、スペイン・バルセロナを訪れた彼女は、タンゴを始めてわずか1年とは思えない情熱的でしなやかなステップをテレビ初披露し、大きな話題を呼びました。
一部の週刊誌やネットニュースでは、アルゼンチン人ダンサー兼講師との親密な交流や私生活のゴシップばかりがセンセーショナルに報じられがちですが、本質はそこではありません。関係者の証言によると、彼女がタンゴにのめり込んだ最大の動機は、「言葉を使わずに相手の呼吸を感じ取り、即興で身体を委ねる極限の表現を学びたかった」という女優としての切実な探求心でした。
決まった振付を完璧に再現するバレエやミュージカルに対し、アルゼンチンタンゴは男性のリードを女性が瞬時に察知して応える「対話のダンス」です。自分自身ですべてを完璧にコントロールしなければ気が済まないストイックな彼女にとって、タンゴは心身を解き放ち、新たな身体感覚を手に入れるためのリフレッシュであり、芸術的セラピーでもありました。