手書き領収書の正しい書き方!インボイス対応と印紙・但書の全ルール
手書き領収書の正しい書き方!インボイス対応と印紙・但書の全ルールの注目されている理由を丁寧にまとめました。全体像を一目で把握できます。
「宛名は『上様』で、但し書きは『お品代』でお願いします」——かつて慣習的に行われていたこの依頼は、税務調査において経費否認のリスクを跳ね上げる危険な行為です。国税庁のガイドラインにおいて、取引の真実性を証明できない領収書は経費算入を認められない可能性が高まっています。
宛名について、適格簡易請求書が認められる一部業種(飲食・小売等)を除き、原則として相手方の氏名または名称(株式会社、合同会社などの法人格を含む正式名称)を略さずに記載しなければなりません。「(株)」と略さず「株式会社〇〇」と書くことがビジネスマナー上も望ましく、空欄での発行は紛失時の不正利用リスクを招くため厳禁です。
但し書きに関しても、「お品代」「代金として」といった曖昧な表現は、税務調査官から「私的な買い物を経費付けしているのではないか」と疑われる格好の標的になります。以下のように、具体的な品名や用途を明記してください。
- ❌ 悪い例:「お品代として」「ご飲食代として」
- ⭕ 良い例(飲食):「〇月〇日 打ち合わせ時ご飲食代(4名様分)として」
- ⭕ 良い例(備品):「店舗用事務用品(デスク・チェア代)として」
- ⭕ 良い例(サービス):「WEBサイトデザイン制作着手金として」
- ⭕ 良い例(書籍):「業務参考書籍代(マーケティング関連本3冊)として」
品数が多く領収書の但し書き欄に書き切れない場合は、「お品代(詳細は別添レシート記載の通り)」と記入し、内訳が分かるレシートや納品書を手書き領収書にホチキス留めして発行・保管するのが実務上のベストプラクティスです。