三上博史の現在|独身を貫く理由とテレビから舞台へ移った真相の全貌

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三上博史の足跡を振り返ると、彼がいかに「型にはまること」を拒絶し続けてきたかが分かります。甘いマスクの恋愛ドラマの主人公に安住せず、常に自身のパブリックイメージを破壊する役柄に挑んできました。

公開・放送年代表作品名演じた役柄・立ち位置作品が残した影響・演技の特異性1983年映画『草迷宮』主演・少年(晃)役寺山修司監督の幻想世界を具現化。妖艶な美少年として映画界に衝撃を与える。1987年映画『私をスキーに連れてって』矢野文男 役バブル期のスキーブームの火付け役。都会的な好青年像を確立しスターダムへ。1992年ドラマ『あなただけ見えない』多重人格者(青田和馬など3役)残虐な人格と女性人格を演じ分ける狂気の演技で、サイコサスペンスの先駆者に。1996年映画『スワロウテイル』フェイホン 役(岩井俊二監督)無国籍都市「円都(イェンタウン)」で逞しく生きる移民を熱演。キャリア屈指の傑作。2014年ドラマ『明日、ママがいない』児童養護施設長・佐々木友則 役冷徹さと底知れぬ慈愛を併せ持つ複雑な人物像を演じ、社会派ドラマに重みを与える。2019年ドラマ『集団左遷!!』副頭取・横山輝生 役福山雅治と対峙する合理主義の冷酷な悪役を怪演。重厚な敵役としての健在ぶりを示す。

とりわけ1996年の岩井俊二監督作『スワロウテイル』におけるフェイホン役は、三上博史の俳優人生における大きな分水嶺となりました。英語、中国語、日本語が混ざり合う難解な言語体系のなかで、移民の泥臭さと底抜けの優しさを体現した名演は、公開から30年近くが経過した現在でも映画ファンの間で伝説として語り継がれています。

中島 亮太

中島 亮太

写真家・フォトエディター

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。

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