タイヤのスリップサインとは?見方や危険性・違反罰則と交換目安を解説
タイヤのスリップサインとは?見方や危険性・違反罰則と交換目安を解説に関する疑問や疑問点をわかりやすくまとめました。要点を確実におさえることができます。
タイヤのトレッド(接地面)に刻まれている溝の底には、周囲よりも一段高くなったゴムの突起が設けられています。これこそが「スリップサイン」であり、タイヤの残り溝が使用限度である1.6mmに達したことを視覚的に知らせる安全装置です。
新品の乗用車用夏タイヤには、約7.5mm〜8.0mmの深い溝が刻まれています。走行を重ねるにつれて表面のゴムが摩耗し、溝の深さが1.6mmまで減ると、溝の底にあった突起がタイヤ表面と同じ高さにつながり、溝が途切れたような一本の帯状に見える仕組みです。
スリップサインの設置場所を素早く見つける目印が、タイヤのサイドウォール(側面)に刻印された「三角マーク(▲)」です。一般的な乗用車用タイヤには、外周に沿って全周で4本から9本程度の溝延長線上に三角マークが配置されています。
点検時は、まずタイヤ側面の三角マークを探し、そこからタイヤの接地面に向かって真っ直ぐ視線を移します。溝の奥を覗き込み、突起がトレッド面とツライチ(同じ高さ)になっていれば、すでにそのタイヤは寿命限界を迎えている証拠です。
日常点検におけるタイヤの溝の深さの測り方としては、市販のデプスゲージ(タイヤ溝測定器)を用いるのが最も確実ですが、手元にない場合は100円硬貨を溝に差し込む簡易判定も知られています。「100」の数字が完全に隠れれば十分な残溝があり、数字全体が見えてしまう状態であれば残溝が約5mm未満、縁のフチが見えそうな段階なら早急な交換が必要という目安になります。