白百合の花言葉に怖い意味は?純潔・威厳の由来と本数別の意味を徹底解説
白百合の花言葉に怖い意味は?純潔・威厳の由来と本数別の意味を徹底解説について知っておくべき 事実を分かりやすく解説いたします。
白百合がなぜ「純潔」と「威厳」の代名詞となったのか。その起源は、古代地中海神話およびキリスト教の宗教美術史に深く刻まれています。
西洋美術史において最も有名なモチーフの一つが、新約聖書に描かれる「受胎告知(Annunciation)」です。大天使ガブリエルが聖母マリアのもとを訪れ、神の子(イエス・キリスト)を身籠もったことを告げるこの名場面において、ガブリエルの手には必ずと言っていいほど一本の純白のマドンナリリー(Lilium candidum)が握られています。
キリスト教の図像学(イコノグラフィー)において、白百合の花びらは「マリアの肉体の純潔」を、立ち上る芳香は「彼女の神聖な魂」を、そしてまっすぐに伸びる茎は「神への揺るぎない信仰と威厳」を象徴しています。中世ヨーロッパの修道院では、マリアに捧げる花として白百合が大切に栽培され、これが近代における英語の花言葉「Purity(純潔)」「Virginity(処女性)」「Majesty(威厳)」「Magnificence(壮大な美)」へと結実しました。
さらに歴史を遡ると、ギリシャ神話においても、最高神ゼウスの妻ヘラの母乳が天に散って天の川(Milky Way)となり、地上に滴り落ちた場所から白百合が芽吹いたという神話が残されています。神々の女王の威光と母性の象徴でもあった白百合は、数千年にわたり「神聖で侵しがたい気品」のシンボルとして人類の歴史に君臨し続けているのです。
なお、白百合は「6月11日」「7月24日」「10月11日」の誕生花としても広く親しまれており、凛とした気品を持つ方へのバースデーギフトとしても不動の地位を築いています。