妊娠中の性行為は安全か?知恵袋の切実な声と医師が明かす真実

妊娠中の性行為は安全か?知恵袋の切実な声と医師が明かす真実について分かりやすく解説いたします。専門家の見解をご確認ください。

出産予定日が近づくと、SNSや育児掲示板でまことしやかに囁かれるのが「臨月にセックスをすると陣痛が来る」「スクワットと性行為はお産を早める」という、いわゆる臨月 性行為 陣痛ジンクスです。予定日を超過しそうな焦りから、「夫婦で仲良しをして陣痛を誘発しよう」と考えるカップルは少なくありません。

前述の通り、精液中のプロスタグランジンが子宮収縮を促すという理論的側面から、このジンクスが生まれたと考えられます。しかし、現代の周産期医療において、陣痛誘発を目的とした性行為を推奨する産科医はまず存在しません。むしろ、そこには取り返しのつかない医療リスクが潜んでいます。

最大の脅威は上行性感染(絨毛羊膜炎)です。正期産に入ると子宮口は徐々に開き始め、胎盤や赤ちゃんを包む卵膜は薄く脆くなります。この時期に性行為を行うと、外陰部や膣内の常在菌(大腸菌やB群溶連菌など)が子宮内へと押し上げられ、羊膜に感染を引き起こすリスクが跳ね上がります。絨毛羊膜炎を発症すると、母体が高熱を出すだけでなく、胎児機能不全に陥り、緊急帝王切開や赤ちゃんの新生児敗血症を招く引き金となります。

さらに危険なのが「高位破水」への無自覚です。破水はお湯が弾けるように大量に出る完全破水だけでなく、羊水がチョロチョロと漏れ出る高位破水があります。「精液なのか破水なのか分からない」と迷っている間に子宮内感染が進行し、胎児が危険に晒される事例は実際の救急現場で毎年報告されています。臨月における安易な性行為は百害あって一利なしと心得るべきです。

林 結菜

林 結菜

ライフスタイル編集者

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。

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