赤いチーズの正体とは?外皮ワックスの役割と人気の美味しい食べ方
赤いチーズの正体とは?外皮ワックスの役割と人気の美味しい食べ方とはどんな影響があるのか? 背景や要点を丁寧に紐解いて紹介します。
一方で、外皮のワックスだけでなく、チーズそのものが鮮やかな橙赤色をしているタイプも存在する。代表格がイギリス発祥の「レッドチェダー」だ。このタイプの赤いチーズは、ワックス保護ではなく、チーズのカード(凝乳)自体に植物由来の天然色素であるアナトー(ベニノキの種子から抽出される色素)を加えて着色されている。
かつて英国内のチーズ職人たちが、冬場に牧草のβカロテンが減って黄色みが薄れたミルクに色を付け、濃厚で質の高いチーズに見せるために始めたのがこの着色の起源とされる。現在ではレッドチェダーをはじめとする色鮮やかなチーズは、料理に彩りを添える素材として欠かせない存在となり、視覚的にも食欲をそそる要素として広く愛されている。