七代目尾上菊五郎の現在と家族の肖像|人間国宝が繋ぐ音羽屋の芸道
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七代目尾上菊五郎を取り巻く家族構成は、日本の芸能史を語る上で欠かせない豪華な顔ぶれが揃っています。その中心で家庭と一門を支え続けてきたのが、妻であり女優の富司純子です。映画『緋牡丹博徒』シリーズなどで一世を風靡したトップスターでありながら、梨園の妻として夫を献身的に支え、過酷な稽古と興行を裏方からマネジメントしてきた功績は計り知れません。
長男は、2025年に大名跡を継承した八代目尾上菊五郎(旧・五代目尾上菊之助)です。父の端正な芸風を受け継ぎつつ、新作歌舞伎への挑戦など果敢な改革を進める姿は、音羽屋の正統後継者としての風格に満ちています。一方、長女の寺島しのぶは、伝統的に男性中心である歌舞伎の世界の外で自らの道を切り拓き、ベルリン国際映画祭最優秀女優賞(銀熊賞)を受賞するなど、世界的な名女優へと成長しました。
さらに次世代を担う孫たちの躍進も目覚ましいものがあります。八代目菊五郎の長男である六代目尾上菊之助(旧・丑之助)は、祖父譲りの品格と卓越した所作で若手屈指の期待株として成長。また、寺島しのぶの長男である尾上眞秀は、日仏のバックグラウンドを持ちながら伝統歌舞伎の世界へ飛び込み、2023年の初舞台以降、ダイナミックな演技力と華やかな存在感で熱烈な支持を集めています。