博多名物「よし田」の鯛茶漬けは何が違う?移転後の混雑と通の食べ方を検証
博多名物「よし田」の鯛茶漬けは何が違う?移転後の混雑と通の食べ方を検証について詳しく解説いたします。詳細な分析をお届けします。
割烹よし田で鯛茶漬けを注文すると、大皿に美しく盛られた真鯛の切り身と濃厚ダレ、刻み海苔、ワサビ、そしてお櫃(ひつ)に入った炊き立ての白ご飯が運ばれてきます。いきなりお茶をかけるのは早計であり、通と呼ばれる愛好家たちは「刺身・丼・茶漬け」の3段階でその変化を楽しみます。
第一段階は、運ばれてきたタレと鯛の切り身をしっかり和え、そのまま「刺身」として口に運ぶアプローチです。鮮度抜群の真鯛の甘みと胡麻ダレのコクを純粋に味わい、素材のクオリティを舌で確かめます。
第二段階は、お櫃から茶碗によそった熱々の白ご飯の上に、タレをたっぷり纏わせた鯛を数切れ乗せる「ミニ鯛丼スタイル」です。タレの油分と塩気が温かいご飯の蒸気でふわりと広がり、米の甘みと絡み合って箸が止まらなくなります。お櫃のご飯はおかわり自由となっているため、ここで一杯目を豪快にかき込むのが醍醐味です。
そして最終段階が、いよいよ真骨頂である「お茶漬け」です。茶碗に盛ったご飯の上に残りの鯛とタレをすべて乗せ、たっぷりの刻み海苔とワサビを添えた上から、急須に入った熱々のほうじ茶を一気に注ぎ入れます。熱気によって鯛の表面がサッと白く霜降り(半生)状態に変化し、レアな食感とタレが溶け出した芳醇なスープが完成します。ワサビの爽やかな辛味が全体を引き締め、最後の一滴まで至福の余韻が広がります。