近畿最古の芝居小屋「出石永楽館」奇跡の復活と見どころ全貌
近畿最古の芝居小屋「出石永楽館」奇跡の復活と見どころ全貌に関する主要なデータを分かりやすく解説いたします。
復元を果たした永楽館に、全国から歌舞伎ファンが押し寄せる決定打となったのが、開館記念公演以来続く「永楽館歌舞伎」です。座頭を務めるのは、上方歌舞伎を代表する花形俳優の片岡愛之助さんです。
大劇場の歌舞伎座や南座とは異なり、永楽館の客席定員は約350名(座布団席)。舞台と客席の物理的距離が極めて近く、花道を駆け抜ける役者の風圧、見得を切る際の鋭い息遣い、白粉の香りまでがダイレクトに五感へ伝わります。愛之助さんは過去の特番インタビューや記者会見において、「永楽館はお客様の熱気がそのまま舞台に跳ね返ってくる特別な空間。役者としての原点を再確認できる場所」と深く愛着を語っています。
秋の定期公演チケットは発売直後に即完売するプラチナチケットとして知られ、全国から歌舞伎通が集結します。歌舞伎座のような大仕掛けの舞台装置ではなく、人力で動かす廻り舞台や「すっぽん(花道にある昇降装置)」を駆使したアナログな演出が、古典芸能本来のダイナミズムを呼び覚ましています。