鼻くそは何でできている?驚きの成分と色でわかる健康サインを徹底解剖
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鼻くそができるプロセスは、人体が備える極めて高度な呼吸器保護メカニズムそのものです。鼻腔内には、外敵の侵入を多重構造で阻止する強固なフィルター機能が備わっています。
第一の関門となるのが鼻毛です。鼻の穴の入り口付近に密集する鼻毛は、径の大きなホコリや虫などの異物を物理的にブロックする粗ゴミフィルターとして働きます。そして第二の関門が、鼻腔奥の粘膜表面を覆う微細な線毛(せんもう)と粘液ブランケットです。
鼻粘膜の上皮には無数の微小な毛(線毛)が生えており、1秒間に10〜15回という驚異的なスピードで波打つ「線毛運動」を行っています。粘液がキャッチした微粒子や病原体は、この線毛運動のベルトコンベアによって胃酸で殺菌可能なのどの奥へ運ばれるか、入口付近で乾燥・濃縮されて鼻くそへと隔離されます。
さらに、鼻水・鼻くその粘液中には、リゾチーム(細菌の細胞壁を破壊する酵素)やラクトフェリン、侵入者に対抗する抗体である分泌型IgA(免疫グロブリンA)が豊富に含まれています。鼻くそは、これらの生体防御物質が最前線で病原体と戦い抜いた「防衛戦の痕跡」とも呼べる存在なのです。