終末期医療とは?延命治療・緩和ケアとの違いと後悔しない選択基準
終末期医療とは?延命治療・緩和ケアとの違いと後悔しない選択基準に関する気になる情報を徹底的にまとめました。詳細を読もうことができます。
Q1:終末期医療とターミナルケア、エンドオブライフケアは何が違うのですか?
A1:実質的に指し示す対象はほぼ同一ですが、使われる文脈のニュアンスに若干の差があります。「ターミナルケア」は主に医療・看護分野で古くから使われてきた終末期看護の専門用語です。「終末期医療」は医師の治療方針や制度面を含めた広い総称です。近年広まっている「エンドオブライフケア」は、がん患者だけでなく老衰や認知症、慢性心不全などを含め、人生の終わりに向かう過程全体を包括し、本人の生き方に焦点を当てたより温かみのある概念として用いられます。
Q2:意識がなくなった後、延命治療の中止は医師に依頼すればすぐにやめてもらえますか?
A2:すぐには中止できません。人工呼吸器の取り外しなどは患者の直接の死因となるため、医療チーム全体での厳格なカンファレンスが必要です。本人が以前に事前指示書等で明確な拒否の意思を残していたか、家族全員が納得して合意しているか、現在の医学的状態から回復の見込みが完全に絶たれているかを慎重に多職種で審査します。開始する前に「どこまでの処置を望むか」を詰めておくことが極めて大切です。
Q3:終末期医療の費用はどれくらいかかりますか?高額療養費制度は使えますか?
A3:公的医療保険が適用されるため、当然ながら高額療養費制度の対象となります。70歳以上で住民税非課税世帯であれば月額上限は数千円〜2万円程度、一般所得者であれば約1万8000円〜5万7600円程度で頭打ちになります。ただし、有料個室を利用した際の「差額ベッド代(1日あたり5000円〜数万円)」や食事代、オムツ代などの実費負担分は高額療養費の対象外となるため、月トータルでは10万〜20万円程度の持ち出しを想定しておくのが現実的です。
Q4:人生会議(ACP)は元気なうちから始めるべきですか?何から切り出せばいいでしょうか?
A4:元気なうちから始めるのが理想的です。病気になってからでは冷静な判断が難しくなります。切り出し方としては、「テレビの特番やニュースで終末期医療の話を見て考えさせられた」「知人の親御さんの看取りの話を聞いた」といった外部の話題をきっかけにするのが自然です。「もし自分が食べられなくなったり、意識がなくなったらどうしてほしいか」というシンプルな問いかけから、エンディングノート等を使って少しずつ対話を進めることを推奨します。