タクシーの燃料はなぜLpガス?ガソリンと違う決定的な理由とコストの真相

タクシーの燃料はなぜLpガス?ガソリンと違う決定的な理由とコストの真相とはどんな影響があるのか? 専門的な分析を丁寧に紐解いて紹介します。

実際の現場において、LPガスとガソリンではどれほどのランニングコスト差が生まれるのでしょうか。一般的な燃料単価相場と実燃費をもとに、営業車の運行実態に即した比較データをまとめました。

項目LPガス(自動車用)レギュラーガソリン編集部の見解・評価燃料単価相場(1Lあたり)約100円〜120円約170円〜185円スタンド契約価格によりさらに安価になるケースが多い燃料税(1L換算)約9.8円(石油ガス税)53.8円(揮発油税等)税制上の恩恵が価格差の根源となっている従来型セダンの実燃費リッター6.0〜8.5kmリッター8.0〜11.0kmクラウンコンフォート等。熱量が低いため燃費数値自体は劣る最新HVの実燃費リッター15.0〜19.0km
(ジャパンタクシー)リッター20.0〜25.0km
(プリウス等)ハイブリッド化により旧型比で燃費効率が2倍以上に向上年間10万km走行時の燃料代約65万〜75万円(HV)約75万〜90万円(HV)車両台数規模(数十〜数百台)で見ると数千万円単位の差額に発展

LPガスはガソリンに比べて単位体積あたりの発熱量が小さいため、純粋な燃費数値(リッター何キロ走るか)だけで見るとガソリン車より2〜3割劣ります。しかし、それを補って余りある単価の安さがあるため、走行1kmあたりの燃料費(燃料コスト原単位)を計算すると、依然としてLPガスが優れた数値を叩き出します。

さらに、トヨタが開発した「ジャパンタクシー(JPN TAXI)」は、1.5LのLPGエンジンと電気モーターを組み合わせた世界初のLPGハイブリッドシステムを搭載しました。これにより、従来のクラウンコンフォート時代に「リッター7km前後」だった実燃費が「リッター16km前後」へと一気に倍増し、燃料代の圧縮に劇的な進化をもたらしました。

阿部 裕樹

阿部 裕樹

エンタメ専門ジャーナリスト

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。

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