太田裕美『九月の雨』歌詞の深層|松本隆×筒美京平が描いた切ない別れ
太田裕美『九月の雨』歌詞の深層|松本隆×筒美京平が描いた切ない別れの見逃せないポイントを徹底的にカバーしました。
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太田裕美が1970年代後半から1980年代初頭にかけて放った数々のヒット曲の中で、『九月の雨』はどのような位置付けにあるのか。主要なヒット曲一覧とともに、その特徴を比較検証します。
楽曲名発売年月 / 作家陣テーマ・情景描写音楽的アプローチ・評価木綿のハンカチーフ1975年12月
作詞:松本隆
作曲:筒美京平都会と地方の遠距離恋愛、男女の往復書簡形式ポップス史上に残るメガヒット。明るいメロディと切ない物語の対比。赤いハイヒール1976年6月
作詞:松本隆
作曲:筒美京平都会に染まっていく少女と故郷の幼なじみピアノの軽快なリフとフォークタッチが融合した青春ソング。しあわせ未満1977年1月
作詞:松本隆
作曲:筒美京平四畳半フォーク的な同棲生活のリアルな日常哀愁のあるアコースティックサウンドで若者の等身大の孤独を活写。九月の雨1977年9月
作詞:松本隆
作曲:筒美京平都会の雨中ドライブと冷え切った関係の終焉哀愁歌謡と洋楽ディスコビートが高度に融合。アーバンポップの先駆。さらばシベリア鉄道1980年11月
作詞:松本隆
作曲:大瀧詠一異国の雪景色と遠く離れた恋人への追憶ナイアガラサウンド全開の重厚な音響空間。太田裕美の新境地を開拓。
データが示すように、『木綿のハンカチーフ』や『しあわせ未満』が「地方から見た都会」や「若者の等身大の暮らし」を描いていたのに対し、『九月の雨』は完全に都市生活者の視点へとシフトした画期的な一曲です。このステップがあったからこそ、のちの1980年代シティポップ黄金期へとつながる洗練された大人の世界観が確立されました。