緒形拳の妻・高倉典江が支えた壮絶闘病と家族の知られざる真相
緒形拳の妻・高倉典江が支えた壮絶闘病と家族の知られざる真相を徹底追究! 知っておきたい 情報と解説を凝縮して配信します。
緒形拳さんと妻・高倉典江さんの出会いは、昭和演劇の金字塔である名門劇団「新国劇」に遡ります。新国劇は、辰巳柳太郎と島田正吾という二大巨頭を擁し、重厚な立ち回りと人間ドラマで一世を風靡した劇団です。
緒形拳さんは1957年、20歳のときに辰巳柳太郎に弟子入りし、過酷な修行生活をスタートさせました。その劇団内に若手女優として所属していたのが高倉典江さんです。厳しい規律と連日の稽古のなかで、同門の役者仲間として苦楽を共にするうちに、二人の間には強い信頼と恋愛感情が芽生えました。
当時の舞台関係者の回想録によると、高倉典江さんは清楚な美貌と凛とした立ち姿を持つ将来有望な舞台女優でした。しかし、1960年代初頭に緒形拳さんと結婚することを決意した際、彼女は自らの女優キャリアに終止符を打ち、「家庭に入り、役者・緒形拳の生活を全霊で支える」という道を選びました。まだ無名に近かった若手時代の緒形さんを生活面・精神面で支え、やがてNHK大河ドラマ『太閤記』(1965年)の豊臣秀吉役で大ブレイクを果たす夫の足がかりを作ったのです。