なぜツルンと剥ける?包丁いらずで実が崩れない「桃の剥き方」プロが徹底解説

なぜツルンと剥ける?包丁いらずで実が崩れない「桃の剥き方」プロが徹底解説に関する疑問を分かりやすくまとめました。詳細な解説をご覧ください。

桃の取り扱いにおいて、ネット上で広く拡散されているものの、実際には避けるべき誤解が2点存在します。

誤解1:「買ってきた桃はすぐに冷蔵庫の野菜室に入れるべき」

桃は南国由来の温帯果樹であり、低温障害を非常に起こしやすい果物です。購入直後のまだ硬い桃や常温で流通していた桃を冷やしすぎると、追熟が完全に停止し、甘みを感じる成分(ショ糖や果糖)の活性が低下してしまいます。さらに、果肉が黒ずんだりパサパサとした食感(すの入り)に変化する原因となります。食べる2〜3時間前に冷蔵庫へ移すのが、甘みと冷涼感を両立させる正しい冷却法です。

誤解2:「どんな桃でも追熟すれば柔らかくなる」

すべての桃が追熟によって柔らかくなると考えるのは誤りです。桃には「溶質(ようしつ)」と呼ばれる柔らかくなる系統(白鳳系など)と、「不溶質(ふようしつ)」と呼ばれる追熟しても硬い食感が残る系統(おどろき、ワッサー、缶詰加工用の黄桃など)が存在します。不溶質の品種を何日も常温に放置すると、柔らかくなる前に水分が抜けてシワシワになってしまうため、品種ごとの肉質特性を見極めることが肝要です。

森 瞳

森 瞳

ヘルス&ウェルネスアドバイザー

暮らしを豊かにする便利アイテムや時短アイデアを中心に、実用的な情報をお届けします。

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