いぼ痔が脱出したら押し込むのは危険?正しい治し方を徹底解説

いぼ痔が脱出したら押し込むのは危険?正しい治し方を徹底解説について見逃せない 理由を分かりやすく解説いたします。

脱出に気づいた際は、焦らずに落ち着いて患部の緊張を解くことが最優先です。内痔核脱肛の正しい押し込み方を順を追って実践してください。

ステップ1:衛生環境の確保と準備
まずは石鹸で爪の間まで念入りに手を洗います。細菌感染を防ぐため、患部に触れる指の衛生管理は必須です。爪が長い場合はトイレットペーパーや清潔なガーゼを厚めに指に巻き付けます。

ステップ2:姿勢の確保とリラックス
立ったまま押し込もうとすると、腹圧がかかり肛門括約筋が緊張して組織が戻りにくくなります。「横向きに寝て軽く膝を曲げる姿勢(シムス位)」または「洋式トイレに深く座り、前傾姿勢をとる体勢」が適しています。深呼吸をしてお尻の筋肉を完全に弛緩させてください。

ステップ3:潤滑剤の併用とソフトな圧迫
乾燥した状態で押し込むと摩擦で粘膜が傷つきます。ボラギノール等注入軟膏の併用や、ワセリン、オリーブオイルなどを指先と患部に適量塗布します。注入軟膏には抗炎症成分や局所麻酔成分、組織修復成分が含まれているため、痛みを和らげながらスムーズな還納を助けます。脱出したいぼの先端を指の腹で捉え、「息を吐きながら、肛門の奥(おへその方向)へ向かってゆっくり優しく押し上げる」のがコツです。

ステップ4:戻した後の安静
中に入った感触があったら、指を静かに引き抜き、数分間は立ち上がらずに安静を保ちます。すぐに力を入れると再び飛び出してしまうため、括約筋が自然に閉じるのを待ちます。

お風呂で温めて戻す応急処置の有効性

「緊張してどうしても戻らない」「痛みが強くて指で触れにくい」という場合は、お風呂で温めて戻す応急処置が効果的です。38〜40度程度のぬるめのお湯に15〜20分ほど浸かる、あるいは座浴(洗面器にお湯を張ってお尻をつける)を行うことで、括約筋の緊張が和らぎ、停滞していた局所の血流が劇的に改善します。入浴中、湯船の中でリラックスしながら指の腹で優しく押し込むと、驚くほど抵抗なくスルッと戻るケースが多々あります。

外痔核と内痔核の見分け方

注意しなければならないのは、飛び出しているものが「本当に押し込むべき内痔核なのか」という点です。肛門の内側と外側の境界である「歯状線(しじょうせん)」を境に、発生部位と性質が全く異なります。

外痔核と内痔核の見分け方として、歯状線より外側にできる「外痔核」や、血豆ができる「血栓性外痔核(けっせんせいがいじかく)」は、もともと皮膚部分に生じるため物理的に中に押し込むことはできません。知覚神経が通っているため強い痛みを伴い、硬いしこりとして触れます。これを無理やり奥へ押し込もうとすると激痛が走り組織を傷つけるだけですので、触らずに冷やす・温める等の保存的処置で対処する必要があります。

吉田 誠

吉田 誠

インテリア&ライフスタイルコーディネーター

最新のテクノロジーと生活デザインの融合をテーマに、国内外の最新トピックを発信しています。

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