ステビアは人工甘味料と違う?危険性の噂と安全性の真相を徹底解説

ステビアは人工甘味料と違う?危険性の噂と安全性の真相を徹底解説とは一体何なのか? 専門的な分析を丁寧に紐解いて紹介します。

インターネット上で「ステビア」と検索すると、「発がん性」「不妊になる」「催奇形性がある」といった不穏な単語がサジェストされます。消費者を不安に陥れるこれらの噂は、一体どこから生まれたのでしょうか。

1980年代の古い実験データが引き起こした「発がん性デマ」の正体

ステビアの発がん性に関する噂の発端は、1985年に発表された一部の試験管研究(in vitro試験)に遡ります。ステビアの代謝物質であるステビオールを高濃度で作用させた際、DNAに変異原性(細胞に傷をつける性質)が認められたという実験報告がきっかけでした。この情報がメディアを通じて一人歩きし、消費者の間に恐怖心だけが定着しました。

しかし、その後の追試およびFAO/WHO合同食品添加物専門家会議(JECFA)や欧州食品安全機関(EFSA)による網羅的な毒性試験により、生体が通常の経口摂取を行う過程ではステビオールが発がん性を発揮することはなく、体内蓄積性もないことが科学的に完全立証されました。現在、国際的ながん研究機関(IARC)の発がん性分類にもステビアは一切リストアップされていません。

「避妊効果・不妊リスク」という南米発の都市伝説

もう一つの有名な噂が「先住民族がステビアを避妊薬として使っていた」という説です。1968年にウルグアイの大学研究者が「ステビア抽出物を与えたラットの妊娠率が低下した」とする論文を発表したことで騒動となりました。

しかし、後に世界各国の研究機関が同じ実験を検証したところ、再現性は全く得られず、実験の投与条件やデータ解析に深刻な不備があったことが判明しました。厚生労働省および米国食品医薬品局(FDA)も再審査を行い、生殖毒性や不妊への影響は完全に否定されています。FDAは2008年に高純度ステビオール配糖体を一般に安全と認められる食品(GRAS)として承認しており、現在では欧米市場でも主要な甘味料として定着しています。

実在する「副作用の理由」とは?

科学的に否定された発がん性や不妊リスクとは別に、日常使用で実際に起こり得る副作用として確認されているのは「消化器症状」です。ステビア自体は小腸でほとんど吸収されず、大腸の腸内細菌によってステビオールに分解されて体外へ排出されます。そのため、一度に極端な量を摂取すると浸透圧の変化や腸内細菌のバランス変動により、一時的にお腹が緩くなったり、腹部膨満感(ガスの発生)を覚えたりすることがあります。

斉藤 蓮

斉藤 蓮

デジタルマーケティングコンサルタント

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。

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