中村倫也の仮面ライダー出演歴を徹底解剖!電王からBlack Sun怪演の軌跡
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本作の推進力となったのは、南光太郎を演じた西島秀俊と中村倫也の魂のぶつかり合いです。映画『孤狼の血』をはじめ、徹底したリアリズムと骨太な人間ドラマに定評のある白石和彌監督は、ふたりのキャスティングについて「光太郎と信彦の背負う半世紀の重厚な運命を託せるのは、この二人しかいなかった」と制作発表の場で言及しています。
現場取材や当時の特番インタビューにおいて、中村倫也は「信彦という男の正義は、一歩間違えれば悪に見えるかもしれない。しかし彼にとってはそれこそが唯一の愛であり救いだった」と述懐。対する西島秀俊演じる光太郎が「諦めと虚無」を抱えながら泥臭く戦うのに対し、中村倫也演じる信彦は「鋭利な知性と怒り」で民衆を先導します。
かつて義兄弟として育ち、同じ過酷な運命を背負った二人が、思想の違いによって最終決戦へと向かう過程は圧巻の一言。互いの身体を破壊し合うような壮絶なラストバトルは、スタントやCGだけに頼らない、名優ふたりの剥き出しの肉体性と感情が交錯する奇跡的な名場面となりました。