緑色のおりものは危険信号?原因の病気と自然治癒の真偽を徹底究明
緑色のおりものは危険信号?原因の病気と自然治癒の真偽を徹底究明の重要なポイントについて、専門知識を基に徹底解説します。
「病院に行くのが気まずい」「数日様子を見れば治るのではないか」と考え、緑色のおりものの自然治癒を期待する声は根強く存在します。しかし、結論から言えば、感染性疾患に起因する緑色のおりものが自然に治癒することは医学的に極めて稀です。
一時的に体調が回復し、免疫力によって好中球の活動が落ち着くことでおりものの色が薄くなる場合はあります。しかし、それは病原体が死滅したことを意味しません。トリコモナス原虫やクラミジア菌、嫌気性菌は生体内に潜伏し続け、慢性的な炎症を持続させます。「治った」と誤認して放置することは、感染源としてパートナーに病原体をうつし続けるリスクも孕んでいます。
また、ホルモンバランスの変動期である「妊娠初期」や「生理前」のおりものとの見極めも極めて重要です。
- 緑色のおりものと妊娠初期:妊娠するとエストロゲン分泌が増加し、おりものの量全体が増えます。さらに免疫力が低下するため、普段なら抑え込まれている雑菌が繁殖しやすくなります。妊娠初期に細菌性膣症や感染症を放置すると、病原菌が卵膜に達して絨毛膜羊膜炎を引き起こし、早期破水や流産・早産を誘発する重大なリスクに直結します。
- 黄緑色のおりものと生理前:黄体期(生理前)は黄体ホルモン(プロゲステロン)の働きで分泌物が白濁し、粘膜から剥がれ落ちた細胞の影響で乾燥すると下着上でわずかに黄色く見えることがあります。しかし、湿った状態で明らかな「黄緑色」を呈したり、ドロリとした膿状であったりする場合は、生理前の正常な変化ではなく感染を疑うのが鉄則です。