車椅子からベッドへの移乗介助!腰痛を防ぐプロの技術と最新器具

車椅子からベッドへの移乗介助!腰痛を防ぐプロの技術と最新器具を徹底追究! 知っておきたい トピックの裏側を分かりやすく展開します。

Q1:小柄な女性介護者が、自分より体重が20kg以上重い男性を一人で移乗させることは本当に可能ですか?
A1:要介護者にある程度の座位保持能力と足裏の支持力があれば、ボディメカニクスを用いた重心誘導やスライディングボードの併用によって一人介助は十分可能です。ただし、完全に身体を預けてしまう脱力状態の方である場合、道具なしの一人介助は骨折や転倒のリスクが極めて高いため絶対に行ってはいけません。その場合は床走行式リフトの導入か、二人介助の体制構築が必須となります。

Q2:スライディングボードを使うと、お尻の皮膚が擦れて褥瘡(床ずれ)の原因になりませんか?
A2:ボード上で直接皮膚を擦りつけたり、シーツを引っ張りながら無理にずらしたりすると、組織に「ずれ力(剪断応力)」が働き、皮膚損傷の原因になります。これを防ぐためには、表面が滑らかにスライドする専用のスライディングシート(ナイロン製チューブシート)を臀部の下に敷いた上でボードを利用するか、要介護者の上半身をしっかり前傾させて臀部への垂直荷重を抜きながら滑らせることが重要です。

Q3:認知症により指示が通らず、移乗の瞬間に急に立ち止まったり身体を反らしたりする場合はどうすればよいですか?
A3:言葉による長文の説明は混乱を招きます。「立ちますよ」ではなく、介助者が笑顔で目線を合わせ、「前をぎゅっと見ましょう」と視線を誘導しながら、自然とお辞儀の姿勢になるよう身体を優しく導きます。身体を反らせるのは「落とされるのではないか」という恐怖心の表れであることが多いため、抱きしめるように胸を密着させ、安心感を与えるポジショニングを最優先してください。それでも抵抗が強い場合は、無理に移乗を行わず、本人の気持ちが落ち着くまで時間を置くことが最大の事故防止策です。

石川 優花

石川 優花

インテリア&ライフスタイルコーディネーター

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。

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