ミネラルウォーターのリチウムでうつ予防?驚きの効果と副作用の真相を徹底解説
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健康効果が語られる一方で、最も注視すべきはミネラルウォーターのリチウム副作用や安全性に関する懸念です。リチウムは必須微量元素の候補として挙げられる反面、有効域と中毒域が極めて近接している「治療域の狭い金属元素」として知られています。
精神科で処方される炭酸リチウム製剤の場合、1日の投与量は通常400〜600mg(リチウム元素として約75〜113mg)に達します。血中濃度が1.5mEq/Lを超えると、手指の震え、吐き気、運動失調、さらには急性腎不全や意識障害といった重篤な中毒症状を引き起こすため、定期的な血液検査が義務付けられています。
これに対し、天然水に含まれるリチウムは最も濃度の高いヴィシーカタランでも1Lあたり1.3mg程度です。成人の1日あたりの微量ミネラルとしてのリチウム基準値(推定必要量)は1mg(1,000μg)前後と提唱されており、日常的に1〜2本を飲用する程度で天然水のリチウム過剰摂取や急性中毒に陥るリスクは、生化学的に見てほぼゼロといえます。
しかし、特殊な身体状況にある人にとってはミネラルウォーターのリチウム危険性を軽視できません。特に注意が必要なのが以下の2点です。
- リチウム水の妊婦への影響:医薬品の高用量リチウム投与は、胎児の心臓奇形(エブスタイン奇形)のリスクを高めることが疫学的に報告されています。天然水の微量摂取で同等の催奇形性が生じる証拠はありませんが、妊娠初期(器官形成期)の女性がリチウム強化水を大量かつ継続的に飲む行為は避けるのが賢明です。
- 甲状腺および腎機能への負荷:リチウムは体内で甲状腺ホルモンの分泌を抑制する作用を持ちます。橋本病などの甲状腺疾患を抱えている人や、腎機能低下(eGFRの低下)を指摘されている人は、微量であっても体外への排出が遅れ、蓄積リスクが高まる懸念があります。