「私たちの」英語はOurとOursどっち?混同防ぐ決定打と実践例文

「私たちの」英語はOurとOursどっち?混同防ぐ決定打と実践例文について押さえておきたい 理由を分かりやすい構成で解説いたします。

「商談用のプレゼン資料に『This is ours strategic goal.』と書いてしまい、現地のディレクターから『中学生レベルの文法ミスが残っている』と厳しく指摘された」 都内のITメガベンチャーで海外事業部マネージャーを務める男性(34歳)は、当時の苦い記憶を手記のように振り返ります。英語の習熟度としてはTOEIC 850点を超えていながら、なぜこうした初歩的とも思えるエラーを犯してしまうのでしょうか。 現場を調査すると、代名詞の混同を防ぐ決定的な理由を理解しないまま、感覚だけで英語を口にしている学習者の実態が浮かび上がります。 根本的な原因は、母語である日本語の構造にあります。日本語の「私たちの」は、次のように2つの異なる文脈で全く同じ形で機能します。 1. 「それは私たちの目標です」(後ろの名詞「目標」を修飾する) 2. 「その決定権は私たちの(もの)です」(「もの」を省略して単独で述語になる) しかし英語は、この2つを明確に区別します。1のように直後に名詞を従える場合は所有格の「our」を用い、2のように名詞を丸ごと飲み込んで「私たちのもの」と独立して完結する場合は所有代名詞の「ours」を使わなければなりません。 「This is ours car.」という英文は、ネイティブスピーカーにとっては「これは私たちのもの車です」という奇妙な二重表現に聞こえ、強い違和感を与えます。日本語の「の」という1語に頼り切ってきた言語感覚をリセットし、品詞の役割を切り分ける視点を持つことが、恥をかかないための第一歩です。

橋本 菜々子

橋本 菜々子

トレンドリサーチャー

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

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