インフルエンザにならない人の真相とは?周りが感染しても平気な3つの理由
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ウイルス防衛の最前線で決定的な役割を果たすのが、目・鼻・口などの粘膜に存在する「分泌型IgA(免疫グロブリンA)抗体」です。
血液中にあるIgG抗体はウイルスが体内に侵入した後に戦う「迎撃部隊」ですが、唾液や鼻水に含まれるIgA抗体はウイルスが粘膜細胞に結合するのを物理的に防ぐ「城壁」の役割を果たします。この唾液中IgA抗体の分泌量が多い人ほど、インフルエンザウイルスが体内に侵入できず、発症を未然に防ぐことができます。
そして、このIgA抗体の産生に直結しているのが「腸内環境」です。人体の全免疫細胞の約7割は腸に集中しています。乳酸菌やビフィズス菌、酪酸菌などの善玉菌が豊富な腸内環境を維持していると、パイエル板と呼ばれるリンパ組織が刺激され、全身の粘膜に向けて大量のIgA抗体が供給されます。発酵食品や食物繊維を日常的に摂取している人が感染症に強い理由は、この粘膜免疫の強化にあります。