広島カープ背番号18の真実|佐々岡・前田健太から森下暢仁へ受け継ぐ魂
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佐々岡真司氏が18年間守り抜いた背番号18は、自らの引退試合(2007年秋)をもって、当時高卒1年目を終えたばかりの若き前田健太投手に託されました。当時の記者会見で佐々岡氏が語った「この番号を誰にも渡したくなかったが、マエケンなら背負える」という言葉は、球史に残る美しい禅譲の瞬間でした。
佐々岡氏の教えを胸に刻んだ前田健太投手は、2008年以降、驚異的なペースでエースへの階段を駆け上がります。2010年には15勝、防御率2.21、174奪三振で投手三冠を達成し、史上最年少(当時22歳)で沢村賞を受賞。2015年にも2度目の沢村賞に輝くなど、名実ともに日本球界最高峰の右腕として君臨しました。
前田投手がマウンドで見せた「どんなに打線の援護がなくても完投を目指す姿勢」は、かつて孤軍奮闘した佐々岡氏のDNAそのものでした。投球術のみならず、味方の失策にも動じず黙々と投げ続ける精神性は、カープの18番を「技術と人間性の両立」を求める番号へと昇華させたのです。