心当たりがないのにクラミジア陽性?女性の感染経路の真相と潜伏の罠

心当たりがないのにクラミジア陽性?女性の感染経路の真相と潜伏の罠の基礎知識と応用に迫る! わかりやすい言葉で紐解きます。

クラミジアは「無症状が多いからといって放置してよい病気」では決してありません。クラミジアが自然治癒しない理由は、菌が宿主の免疫機構を巧妙にかいくぐり、白血球(マクロファージ等)の攻撃から逃れて細胞内に膜を張り増殖し続ける生存メカニズムを持っているためです。

軽微であっても以下のような症状がある場合、感染が子宮頸管からさらに奥へと拡大しているサインである可能性があります。

  • おりものの変化:量が急に増える、色が白っぽく粘り気が強くなる、あるいは黄色や黄緑色に変化する。
  • 不正出血:性交時の軽い出血や、生理以外のタイミングでの茶色っぽいおりもの。
  • 下腹部痛・骨盤痛:生理痛とは異なる下腹部の重だるい痛みや鈍痛、性交時の奥の痛み。

感染を放置すると、菌は子宮頸管から子宮内膜、さらに卵管、腹腔内へと上行性に侵入します。その結果引き起こされるのが骨盤腹膜炎(PID)や卵管炎です。炎症によって卵管が癒着したり詰まったりすると、卵子と精子が出会えなくなる「卵管性不妊症」や、受精卵が子宮に到達できず卵管に着床してしまう「子宮外妊娠(異所性妊娠)」のリスクが数倍から数十倍に跳ね上がります。さらに肝臓周囲にまで炎症が広がる「フィッツ・ヒュー・カーティス症候群」を発症すると、激しい右上腹部痛に襲われることになります。

清水 千尋

清水 千尋

フード&トラベルライター

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest