猛烈なかゆみはどっち?ダニとノミの刺された跡の違いと見分け方
猛烈なかゆみはどっち?ダニとノミの刺された跡の違いと見分け方についての最新情報をご紹介します。
ノミやダニに刺された後、皮膚に水疱(水ぶくれ)や硬結(しこり)が残って不安を覚える人は少なくありません。この現象は、害虫の唾液成分に対する「遅延型アレルギー反応」が主な要因です。
特にネコノミの唾液には抗原性の高いタンパク質が含まれており、刺されてから数時間から翌日にかけて激しい炎症細胞の浸潤が起こります。その結果、表皮下に組織液が溜まってパンパンに張った水ぶくれが形成されたり、真皮層の炎症が線維化して硬いしこりとなったりします。これを無理に掻き壊すと、黄色ブドウ球菌などが二次感染を起こし、「とびひ(伝染性膿痂疹)」や蜂窩織炎を招き、治癒後も茶色い色素沈着(炎症後色素沈着)が数ヶ月から年単位で残る事態に直面します。
では、どのような状態になったら専門医の診察を受けるべきでしょうか。皮膚科を受診する目安として以下の基準を覚えておくと安全です。
① 水ぶくれの直径が5mmを超えて破れそうな場合、② 患部が熱を持って赤く腫れ上がり痛みを伴う場合、③ 市販薬を3〜4日使用してもかゆみや腫れが一向に引かない場合、④ 全身に発疹が広がったり発熱・倦怠感があったりする場合です。特に乳幼児や高齢者は重症化しやすいため、自己判断を避けて早期に皮膚科専門医による適切なステロイド外用薬や抗ヒスタミン内服薬の処方を受けるのが賢明です。