港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカの真相|名セリフ誕生秘話とモデルの正体
港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカの真相|名セリフ誕生秘話とモデルの正体にまつわる興味深い視点を分かりやすく発信ます。
『港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ』が東芝EMIからリリースされたのは、1975年4月20日のことでした。しかし、驚くべきことに当初のメイン曲(A面)は軽快なブギウギ・ロック『カッコマン・ブギ』であり、『港のヨーコ〜』はあくまでレコードを裏返して聴くB面に過ぎませんでした。
当時の音楽業界において、B面曲は実験的な試みやボーナストラック的な位置づけが一般的でした。リーダーの宇崎竜童も「歌わない曲なんて売れるはずがない」と考えていたと、後年の回想録やインタビューで語っています。ところが、全国のラジオ局の深夜番組にリクエストが殺到すると風向きは一変。哀愁漂うブルースギターに乗せて語られるハードボイルドな世界観に、若者やトラックドライバーたちが熱狂したのです。
結果としてレコード会社は急遽ジャケットを両A面仕様へと変更。オリコンチャートでは通算5週にわたり1位を獲得し、累計売上は100万枚を突破する金字塔を打ち立てました。同年の「第17回日本レコード大賞」では企画賞を受賞し、ダウン・タウン・ブギウギ・バンドは『第26回NHK紅白歌合戦』への初出場を果たすことになります。