出雲大社の正しい参拝方法と回り方|二礼四拍手一礼の真相と御砂の作法
出雲大社の正しい参拝方法と回り方|二礼四拍手一礼の真相と御砂の作法の具体的なやり方を詳しくまとめたします。初心者から上級者まで必見の内容です。
全国のほとんどの神社で定着している参拝作法は「二礼二拍手一礼(再拝・二拍手・一拝)」ですが、出雲大社では古くから「二礼四拍手一礼」が正式な作法として継承されています。この違いについて、出雲大社社務所の解説や神職の教えをもとに掘り下げると、明確な神道学的理由が存在します。
出雲大社における最も格式の高い神事(毎年5月14日〜16日の例大祭など)では、神職は神への最敬礼として「八拍手(やてうち)」を行います。古来、数字の「八」は末広がりであり、無限・完全・極めて尊い状態を表す聖数とされてきました。参拝者が行う「四拍手」は、この最敬礼である八拍手を日常の拝礼として半分に略した形です。つまり、二拍手よりもさらに深い敬意と祈りを神に捧げるための所作です。
さらに神道思想の観点からは、四つの拍手が「東西南北の四方」を守護する祈り、春夏秋冬の「四季の実りへの感謝」、そして人の心や神性を構成する「荒魂(あらみたま)・和魂(にぎみたま)・幸魂(さきみたま)・奇魂(くしみたま)」の四魂を調和させる意味が込められていると解釈されています。形式的な儀礼ではなく、大国主大神(オオクニヌシノオオカミ)への極限の敬意を表す動作であることを理解して手を合わせると、参拝の心構えが大きく変わります。