三井淳平とレゴが切り開く現代アートの極致——東大出身の天才がプラスチックのブロックに吹き込む「日本の美」と「未来」
三井淳平とレゴが切り開く現代アートの極致——東大出身の天才がプラスチックのブロックに吹き込む「日本の美」と「未来」の基本情報から最新動向までを徹底的にカバーしました。
三井の代表作として世界中で語り継がれているのが、葛飾北斎の『神奈川沖浪裏』を立体化した巨大ブロックアートだ。制作時間は400時間以上。使われたパーツ数は約5万個に及ぶ。2次元の木版画に描かれた激しい波の躍動感や泡立つ飛沫を、四角いプラスチックでいかに滑らかに立体表現するか。これは造形における極限の挑戦だった。
うねる大波、しなる舟、命がけでしがみつく船頭たち、そして遠方に鎮座する不変の富士山。三井は無数の試作を重ね、青のグラデーションを細かく使い分けることで、プラスチックに生き生きとした水の質感を吹き込んだ。ボストン美術館をはじめとする海外での展示では、現地の美術批評家たちから「伝統的な浮世絵の構図が、21世紀のポップカルチャー素材によって再定義された」と絶賛の嵐が巻き起こった。