熊本地震はいつ起きたのか?発生日時と震度7が2回起きた真相・次の確率
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熊本地震において最も激甚な被害を受けたのが、熊本市東部に隣接する上益城郡益城町です。家屋の倒壊棟数は全壊・大規模半壊を含めて数千棟に達し、尊い命が失われました。
益城町でこれほどまでに倒壊が多発した主因は、「キラーパルス」と呼ばれる極めて破壊力の強い周期1〜2秒の地震動が集中したことに加え、「前震を耐え抜いた住民が家に戻ってしまった」という心理的罠にありました。
当時の報道や被災者の手記・証言記録集には、胸を締め付けられるような生々しい声が残されています。
「14日の前震で家具が倒れ、壁にひびが入ったけれど、家自体は建っていた。『ああ、これで一番大きい波は過ぎ去ったんだ』と安心し、片付けのために15日の夜は自宅の1階寝室で眠ってしまった。その矢先に16日未明の本震が来て、家全体がペシャンコに潰れた」(益城町被災者の証言)
災害心理学でいう「正常性バイアス(都合の悪い情報を過小評価し、日常を保とうとする心理)」と、過去の「大地震の後は余震が減衰していく」という経験則が、多くの人々を危険な家屋の中にとどまらせてしまいました。建築基準法の新耐震基準(1981年導入)や2000年基準を満たしていた木造住宅であっても、「震度7級の激震を2回連続で受ける」ことは設計上想定されておらず、1回目で接合部や耐力壁が損傷した住宅が、2回目で耐えきれずに倒壊したケースが専門家の現地調査で数多く確認されています。