なぜ「Buffalos」じゃない?オリックス・バファローズ英語表記と小文字ァの真相
なぜ「Buffalos」じゃない?オリックス・バファローズ英語表記と小文字ァの真相の疑問点について、最新情報を取りまとめてご紹介します。
日本人の耳に馴染み深い外来語としては、促音の「ッ」が入った「バッファロー」が一般的です。パソコンやスマートフォンの文字入力でも、「ばっふぁろー」と打ち込む人の方が多いのが実情でしょう。では、なぜ球団名はあえて詰まる音を排除し、小文字の「ァ」を用いた「バファロー」としたのでしょうか。
この表記の起源は、1959年(昭和34年)に遡ります。前身である近鉄パールスの監督に就任した千葉茂氏のトレードマークが「猛牛」であったことから、球団名の公募を経て新愛称が選定されました。当時の球団関係者や新聞記者の回顧録によると、命名の現場では「バッファロー」と「バファロー」のどちらを採用すべきかについて綿密な議論が交わされました。
決定打となったのは、英語本来の発音への忠実性でした。英語の発音記号は「/ˈbʌf.ə.loʊ/」であり、日本語の「ッ」のように喉を詰まらせる破裂音は含まれません。「バ・ファ・ロー」と流れるように発音する方が、ネイティブの滑らかな響きを正確に写し取れるという判断が下されたのです。さらに、濁音と捨て仮名が組み合わさることで、紙面の見出しにした際のスピーディーでモダンな印象を狙ったという意図も記録に残されています。