大人の歯は何本?親知らずや乳歯との違い・年代別残存数の真実
大人の歯は何本?親知らずや乳歯との違い・年代別残存数の真実の真相や最新動向に迫る! 専門的な視点でご紹介しています。
大人の歯が抜ける主な原因と理由を尋ねられた際、多くの方が「虫歯」を想像します。しかし、公益財団法人8020推進財団の永久歯抜歯原因調査が明かす実態は全く異なります。
抜歯に至った原因の第1位は歯周病(37.1%)であり、第2位の虫歯(29.2%)、第3位の歯の破折(17.8%)を大きく引き離しています。実に成人の歯が失われる理由の4割近くが、歯そのものではなく「歯を支える骨の病気」によるものです。
歯周病による抜歯リスクの恐ろしさは、痛みを伴わずに進行する「サイレントキラー(静かなる殺し屋)」である点にあります。都内の総合歯科クリニックで20年以上の臨床経験を持つ歯科衛生士は、現場での実感を次のように証言します。
「患者様が『少し歯が浮くような感じがする』『歯茎からたまに出血する』と来院されたときには、すでに歯槽骨が半分以上溶けてしまっているケースが後を絶ちません。虫歯のような鋭い痛みがないため、多くの方が異変を放置してしまいます。『痛くないからまだ大丈夫だと思っていた』と涙を流す患者様を見るたび、早期発見の難しさを痛感します」
SNSやネット掲示板上でも、「50代に入って突然奥歯がグラグラになり、一気に3本抜歯を宣告された」「神経を抜いていた歯が食事中に根元から真っ二つに割れて抜歯になった」という切実な声が数多く見受けられます。特に神経を抜いた失活歯は、血流が途絶えて枯れ木のように脆くなるため、強い噛み締めや歯ぎしりによって破折を招き、抜歯へと直結するパターンが中高年層で激増しています。