貴ノ岩の現在と電撃引退の深層!日馬富士事件からモンゴルの今へ

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被害者として同情を集め、2018年3月場所に土俵復帰を果たした貴ノ岩でしたが、そのわずか数カ月後に最悪の結末が訪れます。これが貴ノ岩の引退理由となった「付け人暴行事件」です。

2018年12月4日、冬巡業で滞在していた福岡県行橋市内の宿舎において、貴ノ岩は自身の付け人である弟弟子に対し、「忘れ物の言い訳をした」ことに腹を立て、顔面を平手や拳で複数回殴打しました。付け人は頬を腫らすなどの怪我を負い、巡業先の相撲協会関係者に被害を訴えたことで事件が公になりました。

日本相撲協会が「暴力決別宣言」を出した直後の不祥事であり、何より自らが暴力被害者として世間の支援を受けていた立場であったことから、社会的批判は苛烈を極めました。事態の深刻さを受け、貴ノ岩は調査結果を待たずに2018年12月7日、電撃的に現役引退届を提出し、受理されました。

記者会見で貴ノ岩は「自分自身の弱さ。被害者となった自分が同じことをしてしまい、取り返しのつかないことをした」と深々と頭を下げました。2019年2月2日に両国国技館の大広間で行われた貴ノ岩の断髪式には、元千賀ノ浦親方や同期生ら約300人が出席したものの、育ての親である元貴乃花親方の姿はありませんでした。鋏が入る中、貴ノ岩が静かに涙を拭う姿は、あまりにも切ない幕引きとして関係者の胸を打ちました。

山本 拓海

山本 拓海

ヘルス&ウェルネスアドバイザー

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。

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