平成天皇の名前は明仁さま!上皇陛下と呼ぶ理由と皇室マナーを徹底解説

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日常会話やSNSの投稿で頻繁に見かける「平成天皇」という表現ですが、これは皇室儀礼において最も避けるべき重大な誤用です。なぜ「平成天皇」と呼んではいけないのか――その理由は、日本の皇室に連綿と受け継がれてきた「追号と諡号のルール」に深く根ざしています。

「明治天皇」「大正天皇」「昭和天皇」といった呼称は、天皇が崩御(お亡くなりになること)された後、その功績や治世を讃えて追贈される「追号(ついごう)」あるいは「諡(おくりな/諡号:しごう)」です。明治維新の際に「一世一元の制(天皇一代につき元号を一つとする制度)」が定められて以降、崩御された天皇にはその在位中の元号を追号として贈ることが慣例となりました。

つまり、「〇〇天皇」という元号を冠した呼び方は、本質的に「すでに亡くなられた天皇」を指す死後呼称なのです。したがって、現在もお健やかに日々を過ごされている上皇陛下に対して「平成天皇」と呼びかけることは、文脈上「故人として扱っている」ことと同義になり、極めて失礼で無作法な振る舞いとみなされます。

かつて昭和の時代、昭和天皇の諱は「裕仁(ひろひと)」さまでしたが、在位中に国民が「昭和天皇」と呼ぶことは決してありませんでした。在位中は常に「天皇陛下」あるいは「今上(きんじょう)陛下」とお呼びし、1989年(昭和64年)1月7日の崩御を経て、同年1月31日に正式に「昭和天皇」という追号が定められたのです。明仁さまに関しても同様であり、将来いつの日にか追号が贈られる儀式を経るまでは、決して元号を冠した天皇号で呼んではならないという厳格な皇室の掟が存在します。

池田 達也

池田 達也

マネー&キャリアエディター

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。

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