赤ちゃんの大泉門がドクドク凹む理由|閉じる時期と危険な病気のサイン
赤ちゃんの大泉門がドクドク凹む理由|閉じる時期と危険な病気のサインの重要ポイントをお届けします。役立つ情報が詰まっています。
大泉門は、言葉を話すことができない赤ちゃんの体内でいま何が起きているかを雄弁に物語る「生体のバロメーター」です。日々の観察において、絶対に軽視してはならない2つの異常形態があります。それが「病的な凹み」と「危険な膨らみ」です。
まず警戒すべきは、大泉門 凹み 脱水の因果関係です。立っている姿勢や縦抱きの状態では、重力の影響によって大泉門が周囲の骨よりわずかに沈んで見えることがあり、赤ちゃんが元気に母乳やミルクを飲み、機嫌良く遊んでいれば生理的な範囲内です。しかし、仰向けに寝かせている状態でも明らかに大泉門がお椀のように深くくぼんでいる場合、体内の水分が枯渇している深刻なサインとなり得ます。発熱、激しい下痢、繰り返す嘔吐を契機に、細胞外液と循環血液量が減少すると、頭蓋内を循環する脳脊髄液の圧力が低下して大泉門が落ち込みます。半日以上おむつの尿が出ていない、泣いても涙が出ない、口唇が乾燥しているといった症状が併発している場合、中等度から重度の脱水症へ移行しているリスクが高く、点滴治療を含めた早急な医学的処置を要します。
対極に位置する最警戒シグナルが、大泉門 膨らみ 危険の兆候です。激しく泣き叫んでいる瞬間や力んでいる時は、一時的に腹圧と頭蓋内圧が上昇して泉門が張ることがありますが、これは泣き止んで安静になれば元の平坦な状態に戻ります。警戒すべきは、「赤ちゃんが機嫌良く静かに横たわっている時や抱っこされている時でも、大泉門がパンパンに膨らみ、触れると骨のように硬く緊張している状態」です。
この持続的な膨隆は頭蓋内圧亢進を示唆しており、背後には命に関わる病態が隠されている可能性があります。代表的なものが中枢神経系の感染症である細菌性・ウイルス性の「髄膜炎」です。水頭症 髄膜炎 初期症状としては、不自然な大泉門の膨張に加えて、高熱、ミルクの飲みが悪くぐったりしている、抱っこすると嫌がって甲高い声で泣き叫ぶ(易刺激性)、噴水のように吐く、視線が合わないといった症状が挙げられます。また、脳脊髄液の循環・吸収障害によって脳室が拡大する「水頭症」や、頭部打撲に伴う硬膜下血腫などの頭蓋内出血でも同様の膨らみが発生します。大泉門がドーム状に盛り上がり、拍動が消失して硬く張っている状態を確認した際は、一刻を争う救急案件と捉える必要があります。