南三陸さんさん商店街の現在|隈研吾建築と絶品キラキラ丼の真価を追う
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南三陸さんさん商店街を訪れたら、グルメだけでなく敷地内のシンボルスポットにも足を止めてみてください。ひときわ異彩を放ち、来訪者の記念撮影スポットとなっているのが実物の「モアイ像」です。
南三陸町とモアイの歴史は、1960年のチリ地震津波に遡ります。被災の記憶を風化させず防災意識を高めるため、町は1991年にチリからモアイ像を招聘しました。東日本大震災の津波で初代の像は損壊しましたが、南三陸の不屈の復興への姿勢に感銘を受けたチリ側が、イースター島の長老会や石工職人の全面協力を得て、島の本物の石を削り出して制作した新たなモアイ像を2013年に寄贈しました。イースター島以外の場所で、島民の手で作られた本物のモアイ像が屋外展示されている事例は世界でも極めて稀です。
モアイ像には「未来を見つめる」という意味が込められており、力強い眼差しで商店街を見守っています。商店街から前述の「中橋」を渡れば、旧防災対策庁舎の骨組みを保存・包摂する「南三陸町震災復興祈念公園」へとシームレスにつながります。美味しい食事を楽しんだ後、橋を渡って祈りの場に立ち寄り、高台から志津川湾を望むコースは、南三陸を訪れたなら必ず体感しておきたい必須ルートです。