10月の日の入り急変の真相!東京大阪の最新時刻と釣瓶落としの科学
10月の日の入り急変の真相!東京大阪の最新時刻と釣瓶落としの科学の注目されている理由をコンパクトにまとめました。全体像を一目で把握できます。
なぜ10月は、これほどまでに駆け足で日が暮れてしまうのでしょうか。「井戸の底へ滑車(釣瓶)が勢いよく落ちていく様子」に例えられた秋の日は釣瓶落とし 理由には、純粋な天文学と幾何学のメカニズムが隠されています。
10月に日の入りが急激に早まる真相を解き明かす鍵は、地球の自転軸(地軸)が公転面に対して約23.4度傾いている点と、公転軌道がわずかに歪んだ楕円を描いている点にあります。
秋分(9月23日頃)を境に、太陽は天の赤道を北から南へと横切ります。この時期、地球から見た太陽の赤緯(南北方向の見かけの位置)の変化スピードは年間で最も速くなります。太陽の南中高度が日々目に見えて低下し、昼間の長さが激しく削り取られていくのです。
さらに見逃せないのが「均時差(きんじさ)」の存在です。私たちが普段使っている時計の24時間は一定(平均太陽時)ですが、実際の太陽の南中時刻(視太陽時)は公転速度のムラや地軸の傾きによって日々ズレています。10月から11月上旬にかけては、この均時差の影響で太陽が真南に来る時刻そのものが時計よりも毎日少しずつ前倒しになっていきます。
つまり10月は、以下の2つの現象が同時に発生しています。
- 原因1:昼の時間そのものが急激に短縮している(地軸の傾きによる赤緯の急変)
- 原因2:昼の真ん中(南中時刻)が時計の針より早まっている(均時差の影響)
この2重の加速作用が合致することで、10月上旬と下旬の日没時間の差と経緯は他の季節とは比較にならないほどの急傾斜を描きます。朝の日の出が遅くなるペースよりも、夕方の日の入りが早まるペースの方が圧倒的に速く感じられるのは、人間の主観ではなく確固たる物理法則の結果です。