キッチンペーパーとペーパータオルの違い!代用の危険と使い分け術

キッチンペーパーとペーパータオルの違い!代用の危険と使い分け術の全体像を分かりやすくまとめてご紹介します。

「切らしていたから手元にあったペーパータオルで代用した」という何気ない行動が、重大な事故や調理の失敗に直結するケースが後を絶ちません。特に警戒が必要なのが、代用危険性の筆頭である加熱調理時のリスクです。

電子レンジでの下ごしらえや温め直しにおいて、電子レンジ使用可否の表記がないペーパータオルを使用すると、紙に含まれるわずかな水分が急激に蒸発し、耐熱限界を超えて炭化・発火する事故が発生しています。東京消防庁などの広報資料でも、電子レンジ内での紙類の発火トラブルは度々注意喚起が行われており、過熱水蒸気やマイクロ波に対する耐熱テストが行われていないペーパータオルを加熱機器に入れるのは極めて危険です。

また、揚げ物の敷き紙や肉・魚のドリップ取りにペーパータオルを代用した場合、食材の熱や水分によって紙がふやけ、食品の表面にびっしりと破れた紙片が貼り付いてしまうトラブルも多発します。ここで混同されやすいのがクッキングペーパーとの違いです。

紙製品のカテゴリには、一般家庭で普及しているエンボス加工のロール紙(キッチンペーパー)のほかに、不織布タイプ(リード等)やシリコーン樹脂加工が施された耐熱紙(オーブン用クッキングシート)が存在します。不織布タイプのクッキングペーパーはフェルト状の厚手構造で保水力・耐熱性が極めて高く、電子レンジ調理や落とし蓋、アク取りまでこなせます。一方、通常のキッチンペーパーは吸水・吸油には優れるものの、長時間の煮込みや高熱のオーブンには耐えられません。用途に応じた物理特性を理解することが、家庭内の安全を守る基本となります。

橋本 菜々子

橋本 菜々子

トレンドリサーチャー

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest