棘下筋の作用が肩の痛みを救う!四十肩や姿勢崩れを防ぐ科学的ケア法
棘下筋の作用が肩の痛みを救う!四十肩や姿勢崩れを防ぐ科学的ケア法に関する注目トピックを速報でお届けします。最新情報を求める方は必見です。
棘下筋を活性化させるための鉄則は、「極めて軽い負荷」「代償動作の徹底的な排除」「アイソレーション(単独収縮)」の3点です。自宅で安全かつ確実にインナーマッスルを覚醒させる2つのメソッドを解説します。
1. エクスターナルローテーション(チューブトレーニング)
最もエビデンスが豊富で効果的なのが、トレーニングチューブを用いた外旋運動です。
【実践手順】
1. ドアノブや柱など、肘と同じ高さの固定物に薄型チューブの一端を結びます。
2. チューブを固定した側と反対の手でチューブの端を持ち、肘を90度に曲げます。
3. 【最重要ポイント】脇の下に丸めたフェイスタオルを1枚挟みます。これにより三角筋の関与を遮断できます。
4. 脇を締めてタオルを落とさないように意識しながら、肘の位置を固定したまま、前腕を外側へゆっくりと2〜3秒かけて開きます。
5. 外側に開ききったポジションで1秒静止し、4秒ほどかけて元の位置へ戻します。
6. 負荷は「15〜20回で心地よい疲労感が出る程度」の極めて弱い張力に設定し、2〜3セット行います。
腕を真横に開くことばかりに気を取られ、体が横に回ってしまっては意味がありません。体幹は正面に向けたまま、純粋に上腕骨を外側にツイストさせる感覚を掴むことが決定打となります。
2. スリーパーストレッチ(棘下筋・後方関節包の柔軟性回復)
拘縮して硬くなった棘下筋と後方関節包を安全に伸張させるための、プロスポーツ現場でも定番のストレッチです。
【実践手順】
1. 伸ばしたい肩を下にして横向きに寝ます。頭の下に枕やクッションを敷いて首の角度を水平に保ちます。
2. 下側の腕の肩と肘をそれぞれ90度に曲げ、前腕を床から垂直に立てます。
3. 上側の手で、下側の手首を上から優しく床(足元側)に向かってゆっくりと押し下げていきます。
4. 肩の後面から背中にかけて心地よい突っ張り感を感じたところで動きを止め、深呼吸を繰り返しながら30秒間キープします。
5. 決して勢いをつけず、反動を使わずに左右2回ずつ行います。
このストレッチを行うことで、巻き肩によって短縮していた棘下筋腱が引き伸ばされ、前方に偏位していた上腕骨頭が本来の正しいソケット位置へと戻るスペースが生まれます。