喉の悪臭の元凶「臭い玉とは」?膿栓の正体と自力除去が危険な理由

喉の悪臭の元凶「臭い玉とは」?膿栓の正体と自力除去が危険な理由の背景について、専門知識を基に徹底解説します。

喉の奥、口蓋垂(のどちんこ)の左右両脇に鎮座する「口蓋扁桃(こうがいへんとう)」――一般に扁桃腺と呼ばれるこの器官が、臭い玉の発生源です。臭い玉の医学的な正式名称は膿栓(のうせん)と呼ばれます。

扁桃腺の表面を注意深く観察すると、決して平滑ではなく、無数の小さな穴やくぼみが点在していることがわかります。このくぼみは解剖学用語で扁桃腺陰窩(へんとうせんいんか)と呼ばれ、奥深くへと複雑なトンネル状に枝分かれしています。口蓋扁桃は呼吸や飲食の際に外部から侵入してくる無数のウイルスや雑菌を食い止める「免疫の最前線基地」です。陰窩の内部では、侵入した病原体を迎え撃つために白血球やリンパ球が絶えず激しい戦いを繰り広げています。

この防衛戦の結果として生じる「細菌の死骸」「戦い終えた白血球の残骸」「剥がれ落ちた粘膜上皮」、そこに食事の際に紛れ込んだ微細な「食物残渣(食べかす)」が陰窩の奥底で絡み合い、唾液中のカルシウム塩などが沈着して固化します。これが口臭原因白い塊の正体です。大きさは通常5mm〜6mm程度の米粒サイズが一般的ですが、陰窩の形状や炎症の度合いによっては1cm以上の巨大な塊へと肥大化することもあります。

山崎 陸

山崎 陸

ガジェット&アプライアンスライター

最新のテクノロジーと生活デザインの融合をテーマに、国内外の最新トピックを発信しています。

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