実はNg?木のまな板手入れの正解!黒ずみとカビを防ぐプロの技と真相

実はNg?木のまな板手入れの正解!黒ずみとカビを防ぐプロの技と真相の基礎知識と応用に迫る! わかりやすい言葉で紐解きます。

多くの家庭で黒ずみやヌメリに直面した際、プラスチック製まな板と同じ感覚で手を出してしまい、取り返しのつかない事態に陥る二大NG行為が「塩素系漂白剤」と「食器洗い乾燥機(食洗機)」です。

まず、木のまな板漂白剤がダメな真相は木材の化学的構造にあります。塩素系漂白剤(次亜塩素酸ナトリウム)は、木材の骨格を成す高分子化合物「リグニン」を急激に分解・破壊します。漂白剤をかけると一時的に表面が白くなったように見えますが、実際はリグニンが溶け出して木肌がボロボロに毛羽立ち、黄色や不自然な褐色に変色します。さらに最悪なのは、スカスカになった繊維の隙間に雑菌やカビの胞子が入り込みやすくなり、以前よりも格段に黒ずみやすくなる点です。化学成分が木の導管深くまで吸い込まれるため、すすぎ切ることも極めて困難になります。

次に、木のまな板食洗機NGな理由は急激な熱衝撃と乾燥ストレスです。一般的な食洗機は60〜80度の高温湯で洗浄し、その直後にヒーターによる温風乾燥を行います。木材は水分を含むと膨張し、乾くと収縮する性質を持っていますが、高熱と急激な乾燥に晒されると表面と芯部で極端な収縮差が発生します。その結果、目に見える形で「激しい反り」や「パックリとしたひび割れ」が生じます。特に複数枚の木を接着した「集成材」のまな板の場合、接着剤が熱で劣化して板ごとバラバラに割れてしまう事故が後を絶ちません。

山口 彩花

山口 彩花

写真家・フォトエディター

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest